【関節の分離性】他動組織の問題 :組織の弛み(ゆるみ)
みなさん、こんにちは
骨格ラインから美しい身体をつくる
美姿勢・美脚スペシャリストの@Sadaです^^
前回「他動組織の拘縮」による問題
に関して見てきました。
※前回の記事はこちらをどうぞ
⇒http://ccsics.blog74.fc2.com/blog-entry-497.html
他動組織は「自分では動けない組織」であり
関節組織の中では「靭帯や関節包」が
これにあたるということでしたね。
今回は、同じ他動組織に起こる問題でも
前回と全く逆のパターンである
----------------------------------------
■組織の弛みによる問題
----------------------------------------
を見ていきたいと思います。
一般的なイメージだと
----------------------------------------
×組織が固くなっている⇒痛みの原因
----------------------------------------
と思っている方も多くいると思います。
しかし現場でおいて
痛みや歪みの一番の原因となるのは
----------------------------------------
●組織が弛んでいる
----------------------------------------
ことのほうが圧倒的に多いのです。
組織が弛むことが
どうして障害につながるのか?
理由は簡単で
×動作時に関節を保護してくれない
ということです。
そもそも靭帯や関節包は
関節が動く際に、変な動きが起きないように
方向性や角度などをある程度制限する働きを
持っています。
でもこれらの組織が弛むということは
本来動いてはいけない方向や角度に
関節が動いてしまうことになります。
(※関節の遊びの幅はもちろんあります)
こうして間違った動きを反復することで
関節の周辺組織が損傷したり、
他の組織を挟みこんだりして
慢性の痛みとして出てきたりするのです。
弛んでいる関節って
ホント身体にとってNGなんですよね。
(-_-;)ホントタイヘン・・・
参考までに前回の話とリンクさせると
前回の「組織の拘縮」では
股関節後方の組織は「固くなる」と
お伝えしました。
実はこの時同時に
股関節の前方組織が「弛んだ」状態に
なっているのです。
関節の動きは、一番抵抗の少ないラインで
動くようになっていますので
こうした関節の状態になると必然的に
弛んでいる前方組織の方向に向かって
大腿骨頭がズレるように動いてしまいます。
このように「固くなった部分」でなく
「弛くなった部分」へと動いてしまうのです。
※肩関節も同じ症状が出ます。
現場において私は、この状態を
「関節のネジが弛んだ状態です」
という風に伝えたりします。
だから「関節のネジを締めましょう」と。
靭帯や関節包は他動組織なので
自分では縮むことも伸びることもできません。
なので弛んだ関節を正常に押さえ込むには
関節制御が得意なインナーマッスルで
関節の中心軸がずれないようにサポート
してあげることが必要になるのです。
ここで意味を間違えてほしくないのは
----------------------------------------
ネジを締める=関節を固める
----------------------------------------
ということではありません。
正しくは、「全ての可動域において
関節中心軸を保ったまま動ける状態」
のことを意味して言っています。
そのために、最大短縮域や最大伸張域でも
しっかりと中心軸制御ができるよう
インナーマッスルを活性化させたまま
----------------------------------------
●正しいライン×最大可動域
----------------------------------------
で動くトレーニングが必要になるのです。
という訳で、「他動組織の弛み」が
身体に悪影響を与えるメカニズムが
解って頂けたのではないでしょうか?
『「固くなった関節」を弛めること』
も大事ですが、それ以上に
『「弛くなった関節」を締めたまま動かす』
ことの重要性を理解してもらえたら嬉しいです。
現場においては
この弛んだ組織に対する改善のアプローチ
の技術は必須になると思います。
CoreCradleエクササイズは
ツールの特性上
=======================
・アライメントが整った状態で
・正しい関節運動のラインを保ったまま
・インナーを使ったまま
・最大可動域で短縮・伸張が可能
=======================
になっています。
弛んだ組織へのアプローチとして、
この自動アライメント修正と
正しい関節運動ラインが保てるという特性は
絶大な効果を発揮しているのです。
そういった点を理解した上で
現場でご活用してもらえればと思います。
【CoreCradle®Basicセミナー日程】
・7/16(土) 新潟 15:00~17:00
・8/20(土) 横浜 16:00~18:00
・8/28(日) 大阪 (予定)
【Level1セミナー日程】
・7/18(月) 横浜 11:00~17:00
・9/4(日) 横浜 13:00~18:30
【Level2セミナー】
・7/31(日)横浜 13:00~18:30
・11/19(土) 横浜 13:00~18:30
■CoreCradle®セミナーの日程・詳細は
⇒http://core-cradle.com/seminar/pg81.html
|美姿勢・美脚スペシャリスト@sada|
骨格ラインから美しい身体をつくる
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前回「他動組織の拘縮」による問題
に関して見てきました。
※前回の記事はこちらをどうぞ
⇒http://ccsics.blog74.fc2.com/blog-entry-497.html
他動組織は「自分では動けない組織」であり
関節組織の中では「靭帯や関節包」が
これにあたるということでしたね。
今回は、同じ他動組織に起こる問題でも
前回と全く逆のパターンである
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■組織の弛みによる問題
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を見ていきたいと思います。
一般的なイメージだと
----------------------------------------
×組織が固くなっている⇒痛みの原因
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と思っている方も多くいると思います。
しかし現場でおいて
痛みや歪みの一番の原因となるのは
----------------------------------------
●組織が弛んでいる
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ことのほうが圧倒的に多いのです。
組織が弛むことが
どうして障害につながるのか?
理由は簡単で
×動作時に関節を保護してくれない
ということです。

そもそも靭帯や関節包は
関節が動く際に、変な動きが起きないように
方向性や角度などをある程度制限する働きを
持っています。
でもこれらの組織が弛むということは
本来動いてはいけない方向や角度に
関節が動いてしまうことになります。
(※関節の遊びの幅はもちろんあります)
こうして間違った動きを反復することで
関節の周辺組織が損傷したり、
他の組織を挟みこんだりして
慢性の痛みとして出てきたりするのです。
弛んでいる関節って
ホント身体にとってNGなんですよね。
(-_-;)ホントタイヘン・・・
参考までに前回の話とリンクさせると
前回の「組織の拘縮」では
股関節後方の組織は「固くなる」と
お伝えしました。
実はこの時同時に
股関節の前方組織が「弛んだ」状態に
なっているのです。
関節の動きは、一番抵抗の少ないラインで
動くようになっていますので
こうした関節の状態になると必然的に
弛んでいる前方組織の方向に向かって
大腿骨頭がズレるように動いてしまいます。
このように「固くなった部分」でなく
「弛くなった部分」へと動いてしまうのです。
※肩関節も同じ症状が出ます。
現場において私は、この状態を
「関節のネジが弛んだ状態です」
という風に伝えたりします。
だから「関節のネジを締めましょう」と。
靭帯や関節包は他動組織なので
自分では縮むことも伸びることもできません。
なので弛んだ関節を正常に押さえ込むには
関節制御が得意なインナーマッスルで
関節の中心軸がずれないようにサポート
してあげることが必要になるのです。
ここで意味を間違えてほしくないのは
----------------------------------------
ネジを締める=関節を固める
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ということではありません。
正しくは、「全ての可動域において
関節中心軸を保ったまま動ける状態」
のことを意味して言っています。
そのために、最大短縮域や最大伸張域でも
しっかりと中心軸制御ができるよう
インナーマッスルを活性化させたまま
----------------------------------------
●正しいライン×最大可動域
----------------------------------------
で動くトレーニングが必要になるのです。
という訳で、「他動組織の弛み」が
身体に悪影響を与えるメカニズムが
解って頂けたのではないでしょうか?
『「固くなった関節」を弛めること』
も大事ですが、それ以上に
『「弛くなった関節」を締めたまま動かす』
ことの重要性を理解してもらえたら嬉しいです。
現場においては
この弛んだ組織に対する改善のアプローチ
の技術は必須になると思います。
CoreCradleエクササイズは
ツールの特性上
=======================
・アライメントが整った状態で
・正しい関節運動のラインを保ったまま
・インナーを使ったまま
・最大可動域で短縮・伸張が可能
=======================
になっています。
弛んだ組織へのアプローチとして、
この自動アライメント修正と
正しい関節運動ラインが保てるという特性は
絶大な効果を発揮しているのです。
そういった点を理解した上で
現場でご活用してもらえればと思います。
【CoreCradle®Basicセミナー日程】
・7/16(土) 新潟 15:00~17:00
・8/20(土) 横浜 16:00~18:00
・8/28(日) 大阪 (予定)
【Level1セミナー日程】
・7/18(月) 横浜 11:00~17:00
・9/4(日) 横浜 13:00~18:30
【Level2セミナー】
・7/31(日)横浜 13:00~18:30
・11/19(土) 横浜 13:00~18:30
■CoreCradle®セミナーの日程・詳細は
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各地にて開催中! 美姿勢・美脚スペシャリスト@Sada ワークショップの日程はこちらから 【セミナー情報】 ⇒セミナー日程一覧 RRR・Craセミナーの日程は 下記リンクにてご確認ください。 RRRホームページ http://rrr-style.com/seminar/pg81.html CoreCradleRAcademyホームぺージ http://core-cradle.com/ |
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