美脚理論16 ~知っておきたい膝関節のポイント~
みなさん、こんにちは
『美姿勢』スペシャリストのさだです
ちょうど膝関節あたりに歪みを引き起こす原因などをみてきていますが、今回は膝関節を見るときに知っておきたい関節運動についてみていきたいと思います。
関節の動き方をしらないと、どう歪みが出て、何が原因かの分析ができないですからね!!
膝は当然ですが、屈曲・伸展運動をメインにおこないます。
なのでそれに関してはここでは省きますね。
O脚やX脚、XO脚に関して知っておくべきポイントを押さえてほしいのですが、特に下記の3点をしっておいてもらいたいのです。
●膝関節屈曲位において、内旋10°、外旋20°の可動性を持つ
●膝蓋骨も歪みがあり、外側偏移する
●膝関節を伸展位にもっていくと、脛骨は約5°外旋する(終末伸展外旋)
なぜこれらが重要かというと、美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~ でみたように、脛骨の捻じれがO脚やXO脚の原因になることが多いからです。
またエクササイズにおいて、「膝のお皿を真っ直ぐ向けて~」というキューイングなどもよく聞きますが、膝のお皿が外側に偏移していた場合、膝のお皿を真っ直ぐ向けても、膝関節は捻じれた状態である可能性が高いからです。
ちなみに膝のお皿を外側に引っ張る力は腸脛靭帯が発揮します。
これに対抗して膝のお皿を真ん中に保ってくれるのは内側広筋になります。
膝が痛い人には内側広筋を鍛えるのがスタンダードになっていますが、膝蓋骨のアライメントを整えるのにもとても重要な筋肉だというのがわかります。
(※腸脛靭帯は、前回の記事 美脚理論15 ~大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張~ でも取り上げましたが、本当に歪みを引き起こす原因になりやすい筋肉ですね(ーー;) )
なので美脚エクササイズにおいては、それらの点を見極めた上で、正しい運動パターンをお伝えし、正しく制御しているかを分析できる力を身につけてもらうことを大事にしています。
身体のゆがみが、正しくない運動パターンを原因とするならば、エクササイズにおいてそれを修正し、正しい運動パターンに改善していくことが、美脚への最短ルートといえます。
なので、トレーナーが、正しい運動パターンを見極めることができなければ、いくらクライアントが真面目にエクササイズに取り組んでも効果がでないという結果になってしまい、クライアントの信頼を裏切ることになってしまいます。
正しいエクササイズを指導するためにも、みなさん、必ず機能解剖の勉強は怠らないようにしてくださいね!
『美姿勢』スペシャリストのさだです

ちょうど膝関節あたりに歪みを引き起こす原因などをみてきていますが、今回は膝関節を見るときに知っておきたい関節運動についてみていきたいと思います。
関節の動き方をしらないと、どう歪みが出て、何が原因かの分析ができないですからね!!

膝は当然ですが、屈曲・伸展運動をメインにおこないます。
なのでそれに関してはここでは省きますね。
O脚やX脚、XO脚に関して知っておくべきポイントを押さえてほしいのですが、特に下記の3点をしっておいてもらいたいのです。
●膝関節屈曲位において、内旋10°、外旋20°の可動性を持つ
●膝蓋骨も歪みがあり、外側偏移する
●膝関節を伸展位にもっていくと、脛骨は約5°外旋する(終末伸展外旋)
なぜこれらが重要かというと、美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~ でみたように、脛骨の捻じれがO脚やXO脚の原因になることが多いからです。
またエクササイズにおいて、「膝のお皿を真っ直ぐ向けて~」というキューイングなどもよく聞きますが、膝のお皿が外側に偏移していた場合、膝のお皿を真っ直ぐ向けても、膝関節は捻じれた状態である可能性が高いからです。
ちなみに膝のお皿を外側に引っ張る力は腸脛靭帯が発揮します。
これに対抗して膝のお皿を真ん中に保ってくれるのは内側広筋になります。
膝が痛い人には内側広筋を鍛えるのがスタンダードになっていますが、膝蓋骨のアライメントを整えるのにもとても重要な筋肉だというのがわかります。
(※腸脛靭帯は、前回の記事 美脚理論15 ~大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張~ でも取り上げましたが、本当に歪みを引き起こす原因になりやすい筋肉ですね(ーー;) )
なので美脚エクササイズにおいては、それらの点を見極めた上で、正しい運動パターンをお伝えし、正しく制御しているかを分析できる力を身につけてもらうことを大事にしています。
身体のゆがみが、正しくない運動パターンを原因とするならば、エクササイズにおいてそれを修正し、正しい運動パターンに改善していくことが、美脚への最短ルートといえます。
なので、トレーナーが、正しい運動パターンを見極めることができなければ、いくらクライアントが真面目にエクササイズに取り組んでも効果がでないという結果になってしまい、クライアントの信頼を裏切ることになってしまいます。
正しいエクササイズを指導するためにも、みなさん、必ず機能解剖の勉強は怠らないようにしてくださいね!
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