「呼吸のメカニズムを知る!」札幌セミナー終了しました

横浜・関内|骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリスト石井完厚

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11/10・11(土日)札幌にて2日間セミナー開催をしてきました。
主催はBodyDesignSalon-Style-の岩崎トレーナーです。
いつもありがとうございます。

 
今回は初日に
・膝痛セミナー
・腰痛セミナー
・呼吸セミナー
 
2日目はRRR・Craメンバー専用の
・The基礎力② 肩関節の動きの評価とはめ込み方
・The極② 胸郭の骨・骨連鎖
 
計5本のセミナーでした。
 

今回初開催だったのは「呼吸:機能解剖から見た呼吸のメカニズムと修正アプローチ」です。


色々な講師の方が「呼吸」のセミナーはおこなっているので、私が開催する必要はないかなぁ~と思っていたのですが、結構多くの人から「呼吸」に関しての質問を受けるのと、ちょうど同じタイミングで札幌と京都から依頼を受けたので、今回開催に踏み切ったセミナーとなります。

という訳で、今回は「呼吸」に関して、セミナーでお伝えした内容などを簡単にまとめつつご紹介したいと思います。
呼吸テキスト図
 
呼吸に関しては、日本では「腹式呼吸」「胸式呼吸」という言い方が広がっており、そのため誤解も非常に多くなっているの現状だと言えます。


今回もセミナーが始まってすぐに「腹式呼吸と胸式呼吸ってどのような呼吸と捉えていますか?」という質問を参加者の方に投げかけたのですが、やはり人によってそれぞれの呼吸の定義が異なっていました。また呼吸に関して書いてある一般書籍などでも、著者の考える「腹式呼吸」「胸式呼吸」が書かれており、本によって全く違う呼吸法が同じ名前で「胸式呼吸」「腹式呼吸」と書かれていたりするのが実際です。
 
 
このような状態ですから、多くの方が呼吸に関して疑問が残ってしまうのは仕方がないところですよね。
( ゚Д゚)マァショウガナイ
 
 
こうした混乱を避けるには、呼吸を解剖学的な見地から「横隔膜呼吸」と「肋骨呼吸」に分けて考えていくとスッキリします。実際にこのように分類することで、とても簡単に呼吸の区分けができ、改善のためのトレーニング方法が明確になってくるのです。
 

下の図は資料の一部を切り取ったものですが、「横隔膜呼吸」と「肋骨呼吸」と分類することで、かかる負荷に対する呼吸の流れがとても明確に整理されていることが分かると思います。

呼吸2

例えば睡眠時やディスクワーク時など、運動負荷がほとんどない状態においては、通常「横隔膜呼吸」のみが起きているのが普通の状態とされます。ただし横隔膜の機能低下が起きている人であれば、こういった安静時であっても「肋骨呼吸」が必要となり、下部肋骨や上部肋骨を使った呼吸がされていたりするのです。
 
 
そして歩行や軽い運動など、運動負荷が少し上がっていくと、「横隔膜呼吸」だけでは酸素の取り込みが足りなくなるため、下部胸郭を使った「肋骨呼吸」が同時におこなわれていきます。この時は、「横隔膜の下制」+「下部肋骨の横径開大」が同時におこっており、2つの部位を使うことから「MIX呼吸」などと呼ばれたりします。
 

実際に運動時は、この状態で呼吸ができないと、まったく息が続かない状態となります。ピラティスなどでは「胸式ラテラル呼吸」と呼んでいますが、実はこのMIX呼吸をしているんですよね。(※ただしMIX呼吸において横隔膜の使い方が間違っている人は多くいます。チェック方法と修正方法もありますので、詳しくはセミナーへお越しくださいませ( ゚Д゚)オマチシテオリマス)
 
 
最後は上部肋骨も参加する呼吸となります。「横隔膜呼吸」+「下部肋骨呼吸」+「上部肋骨呼吸」と全ての部位が呼吸に参加していきます。3つの部位全部を使うことから「全呼吸」などと呼ばれたりします。しかしこの上部肋骨を使った呼吸はエラーパターンが多く、頸の筋肉を過剰に使った、問題を引き起こす呼吸になりやすいのが実際です。
 
 
現場においては、
・横隔膜が機能低下し、うまく働いていない
・下部胸郭が横に広がり、閉じることができない
といった症例にとても多く遭遇します。
 
 
例えば、横隔膜がうまく働かず、下部肋骨の動きも悪いケースでは、上部肋骨を使った呼吸をするしかありません。しかし、上部肋骨を使った呼吸がエラーパターンの呼吸になっていたら?すぐにイメージがつくと思います。頸の筋肉を使いすぎて、慢性の頸部痛・頭痛に悩まされるという訳です。
 
 
こうしたケースにおいては、頸をいくらマッサージ・トレーニングしても改善はしないことが予想がつくと思います。根本改善には、呼吸筋である横隔膜を活性化させ、下部肋骨の動きを引き出し、上部肋骨を動かす正しい呼吸筋の収縮トレーニングをして、使い過ぎの頸部筋たちを休ませてあげる必要があるということです。
 
 
また腰痛などにおいても、横隔膜の収縮が上手くおこせないことでTVA収縮と協調した「フープテンション」をつくる事ができず、結果として腰部不安定性が起きる原因になったりしているのです。
横隔膜の活性化

 
こうしたことから考えると、呼吸筋として働く「横隔膜」がしっかりと使えるという事は、「呼吸」だけではなく、「姿勢保持」「痛み改善」などにおいても、とても大切なことだという事が理解できると思います。
 
 
ではどうやったら横隔膜を効果的に鍛えることができるのか?いうことになるのですが、これに関してはセミナーにてお伝えしていきますので是非どうぞ。特殊エクササイズ「ストマックプレス」を体験して頂ければ、横隔膜をしっかりと鍛えることができます。
 
 
その他、下部胸郭が広がったままのケースでは、横隔膜のトレーニングも効果が半減しますので、下部肋骨を閉じるための方法を解剖学的視点からお伝えします。単純に腹斜筋や腹横筋の弱化で下部肋骨が閉じなくなっているのではないことが理解できると思います。
 
 
その他いろいろとお伝えしていますが、基本的には実技中心で体感しながら「呼吸」に関して理解して頂く内容になっています。もし「呼吸」に関して疑問がある方は、次回の京都開催のセミナーに参加して頂ければ嬉しく思います。
 
 
【セミナー情報】
呼吸のメカニズムを理解する
◆呼吸:機能解剖から見た呼吸のメカニズムと修正アプローチ
・2019-01-26(土)京都開催
http://sada-official.com/blog-entry-658.html
 


|美姿勢・美脚スペシャリスト@sada|




各地にて開催してます。

【RRRセミナー日程一覧は】
http://rrr-style.com/seminar/pg81.html
 
【Craセミナー日程一覧は】
http://core-cradle.com/seminar/pg81.html
 
【@Sadaのセミナー日程一覧は】
http://sada-official.com/blog-entry-318.html





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