骨盤の捻じれと評価

     みなさん、こんにちは^^
    『美姿勢』スペシャリストの@Sadaです

    ロンドンオリンピックのため、毎夜寝不足になってます(-_-)゜zzz…
    みなさまもそうではないでしょうか??

    帯同しているトレーナーも多くいることでしょう。

    しかし、アスリートでなく、一般の方を中心に見ているトレーナーのみなさんこそ、日本の元気を支えている縁の下の力持ちです。
    そんな皆様へ、すこしでも参考になるものを提供できればと思います。


    骨盤の捻じれと評価


    ここでは、骨盤の捻れを評価するためのランドマークを覚えると共に、仙腸関節の捻れを評価するための方法を紹介します。
    まずは骨盤の捻れをチェックする際のランドマークを理解してください。

    骨盤のランドマーク 
    上図の中で、骨盤内部の捻れをチェックする際に使われるランドマークは基本的には5つです。
    ・ASIS(上前腸骨棘)
    ・PSIS(上後腸骨棘)
    ・腸骨稜
    ・座骨結節
    ・仙骨

    ランドマークの相関関係を見ながら、左右の寛骨や仙骨がどのような位置関係にあるかを評価していきます。
    まずは左右の寛骨の位置関係を確認しましょう。

    骨盤の捻じれ例 

    基本的にはPSISとASISの位置関係をみれば、大まかな歪みがチェックできます。
    上図でいけば、身体の中心軸に対し

    ・右PSIS下制-左PSIS挙上 
    ・右ASIS挙上-左ASIS下制


    このことから、
    ⇒ 右寛骨後傾-左寛骨前傾
    ということが導けます。

    基本的に骨盤内部(仙腸関節)の歪みだけであれば、この法則に従っているはずです。
    しかし、現場ではこの通りにならないケースが多々でてきます。

    こういった時に考えるのが、
    ・骨盤全体(骨盤帯)の歪み
    が同時に発生しているということ。

    (例)
    右のASISが左ASISよりもかなり挙上してる。(右寛骨後傾-左寛骨前傾が予想される)
    本来なら、右PSIS下制-左PSIS挙上のはずであるが、
    触診してみると、右のPSISが左よりもわずかに挙上している。
    (ん、右寛骨前傾-左寛骨後傾なのか?と迷ってしまう)
    などのケースがあったとします。


    こういったケースで約に立つのが、腸骨稜や座骨結節を合わせたチェックです。
    この時、例えば

    【右寛骨後傾-左寛骨前傾】であれば、
    ・右腸骨稜は左よりも高いはずで。
    ・右座骨結節は左よりも低いはず。

    これを予想しつつ触診してみてみると、
    ・右腸骨稜は、左よりもかなり挙上していた。
    ・右座骨結節は、左よりもわずかに挙上していた。

    ここまでくれば、少し整理して考えていきます。

    ・右ASISがかなり高い⇒右寛骨後傾
    ・右PSISがわずかに高い⇒右寛骨前傾
    ・右腸骨稜がかなり高い⇒右寛骨後傾
    ・右座骨結節がわずかに高い⇒右寛骨前傾

    ここで「かなり」とか「わずかに」と書いてあるところがポイントとなります。
    頭の中で次の④パターンを考えていきます。

    ①「右寛骨後傾-左寛骨前傾」+骨盤の右側挙上・左下制(左側屈)
    ②「右寛骨後傾-左寛骨前傾」+骨盤の左側挙上・右下制(右側屈)
    ③「右寛骨前傾-左寛骨後傾」+骨盤の右側挙上・左下制(左側屈)
    ④「右寛骨前傾-左寛骨後傾」+骨盤の左側挙上・右下制(右側屈)

    正解は①になるのですが、一つ一つ矛盾点を検証していきます。

    ②ですが、右寛骨後傾なので、右PSISが下制するはず。
    これにさらに骨盤の右側が下制しているので、「右PSISが挙上している」と矛盾するので×だと解ります。

    ③これは見極めが難しいですが、右寛骨前傾で骨盤の右側挙上を考えると、
    本来、下制しているはずのASISが骨盤の右側挙上で持ち上がったとする。
    そして本来挙上しているはずのPSISが、さらに骨盤の右側挙上で持ち上がったとすると、
    ・右ASISが「わずかに」高くて、右PSISが「かなり」高い
    となるはずです。
    ここで矛盾がでてくるので、これも×だろうと推測できます。

    ④これは②同様である。
    右ASISが下制であり、かつ骨盤の右下制であるなら、右ASISは左よりもかなり低いはずです。
    ここで矛盾がでてくるから×なのがわかります。

    そうなると①のところを考えると、すべての辻褄があうのが理解できますよね。
    本来、下制しているはずの右PSISが、骨盤の右挙上により持ち上がり、左PSISより「わずかに」挙上した位置まできたということ。
    同様に座骨結節も本来下制しているはずが、持ち上がり、左座骨結節よりも挙上した位置まできたのです。


    これですべてがピッタリと収まるので、このケースでは、
    ①「右寛骨後傾-左寛骨前傾」+骨盤の右側挙上・左下制(左側屈)
    だったことが理解できます。


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    Point!【骨盤の捻れの評価】
    ・ランドマークを使って、骨盤の捻じれの状態を把握する
    ・骨盤は、「骨盤内部の歪み」+「骨盤全体の歪み」が併発する。
    ・法則に当てはまらない場合は、④パターンのどれに当てはまるかを検証する。
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